映画「時には懺悔を」
紹介のメール
熊本県重症心身障害児(者)を守る会会長の坂田和夫氏から、1通のメールが届いた。「時には懺悔を」という映画に、子ども役として東京都内に住む重症心身障害児のしんすけさん(13歳)が出演している。是非見て欲しい!というものだった。今日(9月7日)女房と二人で見に行った。

生きる意味
映画『時には懺悔を』は、殺人事件の謎を追うミステリーとして始まるが、本質は「親と子」「罪と赦し」「生きる意味」を描く人間ドラマである。 探偵・米本(佐藤二郎)が殺害され、元同僚の佐竹(西島秀俊)と助手の聡子(満島ひかり)がその死の真相を追いかける捜査を進めるうちに、米本が執拗に調べていたのが、9年前の新生児誘拐事件と、その被害者である障がいを持つ少年「新(あらた)」だったことがわかる。
登場人物の複雑な過去
新は、明野(宮藤官九郎)という男に育てられていた。明野は実の父親ではないが、周囲から理解されないほど深い愛情を注ぎながら新を育てている。やがて、誘拐事件に関わった人々や新の出生の秘密、そしてそれぞれの登場人物が抱える過去の罪や後悔が明らかになってくる。場人物たちは皆、何らかの罪悪感を抱えている。
登場人物の複雑な過去
- 家族を捨てた者
- 子どもを愛せなかった者、
- 大切な人を傷つけた者、
- 現実から逃げ続けてきた者。
彼らは新と出会うことで、自分が背負ってきた罪と向き合わざるを得なくなる。タイトルの「懺悔」は、単に宗教的な告白ではなく、自分の過去を認めて受け入れる行為を意味している。
クライマックス
クライマックスでは、殺人事件や誘拐事件の真相だけでなく、新の存在そのものが、多くの人々の人生を変えていたことが明らかになる。新は重い障がいを抱えながらも懸命に生きており、その姿が絶望の中にいた大人たちに「それでも生きる価値がある」という希望を与える。事件の関係者たちは、それぞれの罪が消えるわけではないことを受け入れながらも、過去から逃げるのではなく背負って生きていく道を選ぶ。
最も重い障害児(者)は世間を変える!
映画は「罪は消えない。しかし人は赦しを求め、再生することができる」というメッセージを残して幕を閉じる。新という小さな命が、多くの傷ついた大人たちを変えていく姿が、この作品の最大の感動ポイントとなっていると思う。
多くの人に見てもらいたい!!
自分の経験から涙と共に、登場人物の気持ちが手に取るようにわかってくる。多くの人たちにぜひ見てもらいたい。特に守る会会員や障害児を抱えまだまだ悩んでいる親御さんたちに見て欲しい!
守る会会員 高木正三 投稿

