
熊本県重症心身障害児(者)を守る会
熊本県重症心身障害児(者)を守る会は、「最も弱いものをひとりももれなく守る」という基本理念に基づき、重症児者が入所している施設対策と在宅対策の運動をすすめ、親の意識の啓発と連携を密にして、社会の共感を得るため、地域活動や施設活動を行っております。
全国重症心身障害児(者)を守る会は、児童福祉法の適用外とされる法の谷間に置かれていた重い障害のある子どもの命を守るため、親たちが中心となって昭和39年6月に設立いたしました。
当時の我が国の福祉は、障害が重く社会復帰できないものには児童福祉法からはずれ「世の中の役に立たず、社会復帰もできぬ子にお金は使えません」との声も聞かれる世の中でした。
このような世相の中で私たちは「どんなに障害が重くても真剣に生きているこの命を守って下さい。」また「社会の一番弱いものを切り捨てることはその次に弱いものが切り捨てられ、社会の幸せに繋がりません!」と訴え、社会の皆様の理解と共感を得られるような活動を続けて参りました。
以来、半世紀にわたり「最も弱いものをひとりももれなく守る」という基本理念に沿って重症心身障害児(者)の医療・福祉・教育における施策の充実に向けた運動を展開するとともに、親の意識の啓発と連携を密にするために全国各地に支部を置き地域活動、施設活動を進めております。
熊本県重症心身障害児(者)を守る会は、この全国守る会の支部として活動しています。