坂田会長:厚生労働大臣表彰

 多年にわたり社会福祉事業活動に顕著な功績を残した者として重症心身障害児(者)を守る会(以下「守る会」と言う)の熊本県会長坂田和夫さんが「社会福祉功労者」として厚生労働大臣から表彰されました。坂田さんは守る会熊本県会長を勤めながら九州ブロックのブロック長、全国守る会副会長の要職を務め、それに加え熊本県内の4つの障害者団体から構成される「熊本県障害児・者親の会連合会」の会長も務められておりました。 令和5年(2023年)表彰されておりましたが、コロナ禍の関係で祝賀会が開催されず延び延びとなっていました。この度両団体の呼びかけで受賞祝賀会が開催されました。

 木村知事は、坂田さん夫婦に日頃からの障害者福祉運動に感謝されると共に、今回の受賞は「貰うべき人が貰うべき時期に」受賞され自分のことのように嬉しい・・と話され、熊本県の自慢であると言われた。
 また、自分自身も左手の指先が無いと言う障害を持って生まれた。小学生の頃、何かのはずみで母親に対し「左手先の無い自分をどうして生んだんだ?」と言ったことがある。その夜、母親は一晩中涙を涙を流し続けた・・・。何と残酷なことを言ったんだろうとその後は心に残っており、いつかは謝ろう、いつかは謝ろう!と思っていた。中々その機会は無く、熊本県知事選挙に挑戦し当選した暁に母親に謝った!ことを紹介された。

 坂田さんの前任者である高木正三さんが、障がい児を子供に持つ同じ境遇の立場から友人代表として挨拶した。
 坂田さんの日頃からの福祉運動に感謝するとともに、坂田さんの活動の原点をユーモアも含め紹介した。
⓵とにかく動きが早いこと。木村敬さんの熊本県知事選挙に立候補する以前の動きで早かったことを紹介、
②相手の動きの速いこと。熊本県内の障がい児・者家族の作文集について詩人の伊藤比呂美さん、作家の落合恵子さん、タレントの武田鉄矢さん、元奈良県大学講師の向野幸代さん等からメッセージをもらうために相手の懐に飛び込んでいく技。嘘を言わない、真心こめて訴える、自慢しない(自分の手柄にしない)ことを話された。
③福祉運動に関し、常に「社会の共感」を得ることを心掛けていること。
 この厚生労働大臣賞をゴールにすることなく、熊本県福祉運動のためもう少し頑張ってもらいたいとお願いし、みんなの代表の挨拶と締めくくられました。

乾杯の音頭は熊本県障がい者支援課長の竹中良さんが行われた。
竹中さんは厚生労働省からの出向であるが、民間会社に9年間勤めたと言う異色の人材。

アナウンサーみたいな透き通る声で司会進行を行った山田裕通さん(はまゆう療育園保護者会会長)
天草からはるばる参加し事前の準備等一手に引き受けていた。

アトラクション「小川純ものまね歌謡ショー」
なんと、小川さんは本日の主賓「坂田和夫さん」と20年来のお付き合いと言う。
美川憲一、ジュリー、森進一、野口五郎等々の歌を惜しげもなく披露!

 坂田さんは双子の子供さんが生まれた時のことから話された。双子の一人は亡くなり、もう一人は障害が残ると宣告されたこと。亡くなった子供のためにも生き残ったマキちゃんへの愛情を注いだこと。そして奥さん(敦子さん)への感謝を述べられた。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です